こんにちは。新潟在住の長場です。
2013年の9月に初めて
Dr.ディマティーニの「ブレイクスルー・エクスペリエンス」に参加する前の、特別心に残る出来事をお話しています。
前回は、母親代わりのヒーラーの女性が体調を崩し、
千葉県内のある街の病室を訪問するところまででした。
偶然?に導かれた病室訪問の不思議
さて。新潟の自宅に帰って来た翌日。
僕の母親がわりの女性から電話がきました。
とても元気そうでした。
僕が帰った後に友人がお見舞いに来たそうです。
そこで一番遠くに住んでいるはずの僕が一番初めに来てくれた。
「こんな事がある?」と問うたら、「それは不思議だ」と。
たまたま近くにいただけなんだけど。
近くっても電車で1時間あまりかかったけど。
その時はそう思ったけれど、今考えると確かに不思議かも。
この後の展開からも、たまたま偶然でした。とは思えない。
梅雨のころ
入院中は退屈なのか。毎日電話をかけてきましたね。
やはり看護婦さんの人気者だったらしい。
看護婦さんにいろいろ教えたと言ってましたから。
何を教えたかはわかりませんが人の死にめに会う事も多い職業ですからね。
なんとなく想像はつく。
僕との電話でもいろいろな話しをしましたね。
様々詳細思い出しましたが故人のプライベートな事もありますし宗教的な話しも多かった。
ですからここに書ける事はほんのちょっとだけです。
「あなたは何もしないでね。 主治医の先生にも延命治療はしないようにお願いしたんだから。」
今まで積んだ徳のおかげなのか。
驚くようないいことが彼女の身の上に起きていました。
それを感謝していたし楽しんでいたし。
僕も「それはすごいよ!奇跡だよ!」なんて言ってました。
波の上下はありますが、電話の向こうで話す声に、少しずつ生気が減っていくのがわかっていました。
7月
Dr.ディマティーニのDVD予約
7月に入ってからかな?梅雨が明けたかどうかと云う時でしたね。
フォレスト出版からスマホにメール。
Dr ディマティーニのDVD発売!って。
「Dr ディマティーニって誰だっけ?」と、云うのが偽らざる事実その時考えたこと。
Dr ディマティーニって誰だっけ?
「誰だっけ?」って考えてるのはどこかで知ったはずだよね。
どこかな?いつかな?ええと?ええと?
‘ 心を知る技術 ’ って本を読んだ。
あれはいい本だった。
あれがDr ディマティーニの書いた本だった。
あれはいい本だったけれど、
DVDまで買ってみますか?と云うとどうだろう?
本を読んでおけばいいだろう。そうだろう。
でも気になるんだよ。そう高い値段でもないし。
ハズレだったらあきらめりゃいいだろう。
で。ついつい予約してしまいました。
電話
僕の母親がわりの女性ですが、 この頃にはかなり弱った声で電話してきました。
「もう長いことない。」なんて言うから
「次の誕生日まで生きなよ。プレゼント買うからさ。」
そんなやりとりが毎日でした。
フジロック
7月はフジロック。
今年は大好きなThe Cureが3日目のヘッドライナー。
当然行きますよね。
3日とも行きたいところですが体力的に自信がないので3日目だけ。
セミヘッドライナーのVampire Weekend の登場前にモッシュピットに入る。
このくらい前から入っておかないとなかなか最前列では観れない。
もっともぐちゃぐちゃになるのですがね。
野外フェスにおしゃれしては行けませんね。
帰りは泥だらけになっているから。
Vampire Weekend は売れていたし勢いがあったしもう盛り上がりましたね。
でも僕は「早くCure出て来ないかな~」なんて思ってた。
そんな時にスマホに僕の母親がわりから電話がかかってきた。
昨日電話した時「明日フジロック行ってるから電話できないよ。」って言ったのだが忘れてしまったのか?
爆音の演奏が鳴り響く中。
しかも観客の歓声がそれ以上にうるさいモッシュピットの中で通話するなんて無理だよね。
なんて考えていたら切れた。
なんとなく心配になってきました。
Vampire Weekend のライブが終わって モッシュピットの中を最前列まで移動して スマホを取り出して画面を見つめて電話しようかどうか考えましたが、 21時をずいぶんと回っていたしライブなしでもやたらとうるさい。
諦めました。
客電が落ちるとステージの上に噴き出した凄まじい量のスモーク。
悲鳴の様な歓声。
バックライトが灯されてメンバーがひとりひとりと登場してくればさらにすごい歓声。
右横にいたレディーがけたたましい叫びを上げている。
「うるせえなぁ~」
あまりのスモークで照明がついているのにステージの上がほとんど見えなくなってしまった。
演奏が始まる。 PLAINSONGだ。
右手側から巨大な人影。 ボーカル、ギターのRobert Smithだ。
巨大な人。肥満ではない。デブって言うなよ。
「あ!髪の毛紫にしたんだ。」
この時を詳細に書いていくときりがないので止めておきます。
素晴らしいライブでした。
でも心の中ではさっきの電話が引っ掛かってて集中しきれませんでした。
とは云えアンコールのラスト二曲、
10:15 SATUDAY NIGHT とKILLING IN ARAB は興奮しました。
ナマで味わうのは29年振りだったし。
それに。掟破りの3時間公演。
「やってくれたぜ!」 さすが The Cure って云う。
帰宅
翌日は昼頃帰宅して、くたびれていたけれど泥だらけの服と靴を洗い、
こまごまと片付けものをしながら「電話しなくちゃ」なんて思っていたら、
夕方向こうから電話がかかってきた。
「昨日フジロック行ってたからさ。 スピーカーの前にいたからさ。電話出れなかったよ。」
「そうだったね。忘れてたよ。楽しかった?」
「うん。よかったね。普通持ち時間が1時間半なんだけど3時間やってくれたよ。」
「へー。すごいね。」
「疲れたけどね。」
「お疲れ様。」
「週末にお見舞い行くからさ。美味しいもの持ってくからさ。」
「もうそんなに食べられないよ。」
「湯沢で美味い御菓子見つけたんだよ。
とてもあっさりした漉餡でさ。笹を練り込んだ餅で包んであってさ。
甘いもの食べない俺でも美味いと思ったもん。」
「それなら食べれるかも。」
なんと云うこともない会話。
※ 写真撮影も長場さんです。