あらゆる悩みが解決する!?でも実は誰もがしているディマティーニ・メソッド®の仕組み
こんにちは!セルフ整体術 新宿天心会の吉田です。
今回も、ディマティーニ・メソッド®の理解の助けになる、
前提となる話を続けさせていただきます。
悩みを解決する本質的な方法とは?
「成幸」する人の思考法とは? そんなお話です。
最後までお付き合いくださいね!
前回までの記事はこちら
本物のインスピレーションを確実に手にする方法 3/12 up
目次
老子の時代からの悩みを解決する2大手法
世の中には、お悩み解決のメソッドは、いくつもあります。
整体もそうですし、ディマティーニ・メソッド®もその一つです。
それで、何か悩みがあるとしますね。
この時に悩みを解決する方法としては、2つの方法があるんです。
- 1つは、その人が欲しているものを直接与える方法。
- もう1つは、その人が欲しているものを手にできる方法をその人から引き出し、
その人に入手できる力をつけてあげる方法。
この2つです。
ともに必要で有効な方法ですが、
後者をメインにして、前者をサブにすると非常に効果的です。
2500年前の古代中国の老子はこのことを分かりやすく説明しています。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」
(授人以魚 不如授人以漁)
飢えている人に魚を与えれば飢えはなくなる。
しかし、また次の飢えの時には、与えてくれる誰かを探さないといけない。
こうして依存心を育てるのではなく、
その人の独立心・自立心を育てる方が相談者のためになりますよね。
だから、飢えた人には、魚の釣り方を教えるのです。
そうすれば、どんな魚を釣りたいか選ぶこともできるし、
何匹欲しいかも自分で決められるし、
釣った魚で商売することもできるようになるでしょう。
相談者を本質的に豊かにさせる方法と言ってもいいと思います。
老子の説いたやり方が本質的で役立つ知恵だったからこそ
2500年もの時を経て語り継がれているのですね。
コンサルティングの奥義
一方、現代のアメリカにも、よく似た言葉があります。
「本当に優秀なコンサルタントとは、答を与えるコンサルタントではなく、
クライアントから答えを引き出すコンサルタントのことである」
クライアント・相談者は、多くの場合、実は解決方法を知っています。
でも、相談者は混乱しているので、解決方法が見えず、氣付いていないだけなのです。
解決のつかないことに対しては、人間はそもそも悩まないものだからです。
優秀なコンサルタントは、クライアントの混乱した内面を整理してあげて、問いかけます。
「では、あなたはどうしたいのですか? 本当はどう思うのですか?」と。
こう聞いて、納得できる答えをクライアント自身から引き出せれば解決なのです。
もしこれで解決しなかったら、また次回に整理して聞けばいいのです。
「では、あなたはどうしたいのですか? 本当はどう思うのですか?」と。
どうしたいかはクライアントだけが知っているし、
(どんな魚を食べたいかは本人だけが知っている)
結果に満足するのはクライアントだけなのですから、メインはこれだけなのです。
クライアントのことを一番分かっているのは、実はクライアントなのです。
コンサルタントではないのですね。
優秀なコンサルタントとは、力を引き出す質問が出来る人
優秀なコンサルタントは、もちろん知識や経験はあります。
だけど、それを栄養にできるか、役立てられるかは、
クライアントの心次第であることを知っています。
クライアントが本氣で同意しないものを提供してもクライアントは納得しないし、その提案が無駄になってしまうことも分かっているのです。
だから、優秀なコンサルタントとは、力を引き出す人のことなのです。
知識やテクニックではなくて、力を引き出す質問ができる人が優秀なのです。
古代ギリシャのプラトンも同じ方法を使っていて、「産婆術的対話法」と言いましたが、
老子の言葉同様に、
賢者のすることは何千年経っても変わらないのだと思います。
ディマティーニ・メソッド®は「魚を釣る方法」
ディマティーニ・メソッドは、どちらになるかというと、もちろん後者です。
入れ知恵をするものではないのです。
だから、効果が高いし、永続するのです。
変なつぎはぎだと、すぐにボロが出てモロク崩れ去りますからね。
自分の力で獲得したもの・産み出したものはしっかり身について、はがれる事がありません。
魚の釣り方を知れば、その人は2度と飢えなくて済むのです。
ディマティーニ・メソッド®とは「成幸する人の思考法」
ディマティーニ・メソッド®は、簡単にいえば、
「自分の人生を深く見てみようよ」、
「別の角度から見てみようよ」という一種のゲームです。
非常に効果が高い方法なのですが、正直な話、
やり方自体は別に、複雑なことや大したことをやっているワケではありません。
誰もが過去に一度は経験したことがあるだろう思考法ですし、
視点替えゲームといってもいい方法なのが事実です。
大したことはありません(笑)
しかし、
このシンプルで些細なことが、とんでもなく巨大な効果をもたらすこともまた事実なのです。
優れたコンサルタントの問いかけがシンプルであっても、
それでクライアント自身から納得できる答えを引き出せたら、
目覚ましい成果をあげられるのと同様です。
深く相手の裏の事情まで見て動ける人が感謝される
深く観る、裏側を見るということは、とても大事です。
とっても大事です。
例えば、同じ仕事、同じバイトをしていても、
顧客や上司に喜ばれる人とは、
顧客や上司の裏の事情、認識していない問題、言い得てない事柄にも目や手が届く人のことです。
営業職、非営業職、どの職種でも同じことがいえます。
対人ではない職は、この世にはあり得ませんからね。
相手・顧客が求めている以上のプレゼントができる。
だから、顧客はリピートするし、他の方にも紹介したくなるし、
昇進出世させてもらえるのです。
周りの人が放って置かないという状態になるのですね。
家族相手でも同じですよね。
子供が本当に求めているものサッと出せたり、
妻や夫が求めているものを手助けできたら、本当に感謝されますよね。
「寄り道せず、早く家に返って、会いたい」と思いますよね。
「氣を配る」「氣配を感じる」
「出世昇進したい」、「対人関係を円滑にしたい」
こうした願望を持つなら、することは一つなのです。
「氣を配る」ということです。
別の読み方をすれば、氣配を感じるということでもあります。
これは古今東西を問わず、共通する原理と言えます。
日本では、昔から「氣配り、氣遣い、氣働き」の大切さを教えていました。
伝統芸能だとどの道でもよく言われることですし、商売でも言われていたことです。
例えば、リッツカールトンやディズニーランド、スターバックス。
世界に受け入れらている一流企業のお店では、言葉は違ってもこうしたことを心掛けているものです。
だから、リピート率が高いのです。
リピート客の多い飲食店、美容院などでも、どこでも同じことをしています。
つまり、
出世、成幸したいなら、氣がつくこと、氣を配ることなのです。
もっといえば、視点を、自分だけの立場から
顧客など相手の立場に替えてみる習慣があるか?ということなのです。
この習慣があれば、成幸するし、
なければ成幸している人に使われる立場になるということです。
反対の立場に立ってみる
サービス提供側から、サービスを受ける側に回ってみると、
氣が付けることが多かったりします。
細かいことに氣がつけます。
例えば、日々作っている料理でも同じことがいえますね。
食べる人に氣遣う料理は、大味ではありませんね。
ジャンクフードなどでは、大味であったり、薬で味を出したりと乱暴なことをしています。
なので、食べる人にも、長期的に見ると乱暴な結果をもたらすことになります。
一方、高級フレンチ、いえ高級懐石であったらどうでしょうか?
具材一つにもこだわり、丁寧に扱って、調理して行きますね。
家庭ではそこまでできなくても、
食べる人の事を考え、想いを込めて一つ一つ作っていきます。
すると差はあっても、
その食材の力を120%引き出した料理に仕上がります。
「家庭の基本は、家庭での料理」と昔からいわれますが、
それはこうした裏があるからだと言えます。
視点を替えられる人は幸せになれる
つまり、
「視点を替えられる人は、どこにいても幸せになれる」ということなのです。
これを応用したのが、ディマティーニメソッドなのです。
今何か生活の中で変化が欲しければ、
氣配るようにしてみて下さい。
小さなこと、できることからで十分です。
これだけでも生活は、変わって行きますよ。
小さいですが確実に変わって行き、面白く、遣り甲斐が出てきます。
試してみ下さい。
長くなりましたので、次回に繋ぎますね。
(感謝)
ディマティーニ・メソッド・ファシリテーター
セルフ整体術 新宿天心会 吉田直樹 拝
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