先日、娘の授業参観会に息子と一緒に行きました。
帰りに娘の友達のお姉さんのAちゃんが、息子を見つけて近づいてきて、
いきなり息子の髪の毛を握りしめ、ぐいっと引っ張りました。
思いがけないことで、何が起きたのかがわからず、
強く止めることができないでいると、
Aちゃんはもう一度ぐいっと引っ張ります。
たまらず、息子は泣き出してしまいました。
目次
大事な息子になんてことするの!!
息子の泣き声に、Aちゃんは逃げていってしまったのですが、
「大事な息子になんてことするの!!」
と、もの凄く腹が立ちました。
「トラブルを起こした」子供の母親の「無責任」な態度にイライラ
泣き叫ぶ息子をあやしていると、
Aちゃんのお母さんがやってきて、
「どうしたの泣いちゃって!」
といいます。
わたしはカッとなり、
「あなたの子が髪の毛を引っ張ったんですよ!」
と、きつい口調でいいました。
すると、
「いつもそうなのよ。困った子なの」
といいます。
何を他人事のように!!!、あなたの子でしょ!!!
と腹が立ち、イライラしたところで、ハッと我に返りました。
確かに、わが子といえど、他人。
わたしは、
子供のしつけは、親がすべき、
子供の行動は、親が責任をとるべき、
と、まだまだ思っていて、
その価値観を押しつけようとしているんだなということに気がつきました。
また、
髪の毛を引っ張ったAちゃん=加害者
髪の毛を引っ張られた息子=被害者
と善悪判断をしていることに気付きました。
息子が髪の毛を引っ張られたことのメリットは?
心のバランスを崩していることに気付いたら、
「心の傷を癒しバランスをとるためのワーク」
の出番です。
まずは、息子が髪の毛を引っ張られたことのメリットを、わたしと、息子にわけて考えました。
わたし(母親)にとってのメリット
- トラブルに巻き込まれそうになったら、善人ぶってやりすごそうとせずに、
安全なところに身を置くようにすることを学びました。 - またやられないように、息子に注意を払うようになりました。
- 息子がわたしを頼ってくれました。
- 危険から守りたいと、息子に注意を払うことで、
わたしが大事にしている「家族との絆を深める」ことができるように、
わたしが息子と関われていることに気付きました。 - 「こうあるべき」という社会的理想主義を持っていて、
他人に押しつけようとしていることに気付きました。 - 社会的理想主義をもっていることが、他人にとってもメリットがあり、
他人が他人らしく生きることに貢献していることに気付きました。
息子にとってのメリット
- わたしに構ってもらえました。
- わたしとの絆を深く感じることができました。
- わたしが息子に注意を払うようになったことで、
危険を回避できる可能性が高まりました。 - わたしが気づきを得るサポートをすることができました。
息子が髪の毛を引っ張られたことが、
わたしにとっても、息子にとっても、デメリットと同じだけ、メリットがあることに気付きました。
息子が髪の毛を引っ張られなかった場合のデメリットは?
今度は、息子が髪の毛を引っ張られなかった場合のデメリットを、わたしと、息子にわけて考えました。
わたし(母親)にとってのデメリット
- 他人の目を気にして、トラブルに巻き込まれそうになっても、善人ぶってやりすごそうとします。
いずれ大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
トラブルに巻き込まれたときに、それを他人のせいにします。 - 息子に注意を払わず、危険を察知することができません。
- 家族との絆を深めることができず、息子を大切に扱いません。
- 「こうあるべき」という社会的理想主義を持っていることや、
他人に押しつけようとしていることに気付けません。
息子にとってのデメリット
- わたしに構ってもらえません。
- わたしが息子に注意を払うようにならず、大切に扱われません。
危険に遭遇する可能性が高まります。
もし仮に、息子が髪の毛を引っ張られていなかったら、
わたしにとっても、息子にとっても、メリットと同じだけ、デメリットがあることに気付きました。
「万事はすべて、完璧な秩序の中にある」
子育てをしていると、
子どもが思いもよらない危険に遭遇することがあって、
ついつい、「危険なんてなければよいのに」と思ってしまいます。
だけど、今回の出来事のように、
一見「こんなことがなければいいのに!」と思うような出来事も、
自分が大事にしている価値感の観点から、
「その出来事を危険だと認識するからこそできていること」
があるものです。
「近所に不審者がいることで、
子どもと一緒に公園に行って、一緒に走り回って遊ぶようになった。」
「交通事故が多発することで、
子どもと手をつないで歩いたり、子どもと一緒に安全確認をするようになった。」
「同じクラスにいたずらっ子がいることで、
子どもから日中どんなことがあったかを毎日きくようになった。」
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「万事はすべて、完璧な秩序の中にある」ことに気付くと、
危険だらけのように見えた世界が、愛に満ちた世界に見えてきます。
心のバランスを崩したときには、
是非「心の傷を癒しバランスをとるためのワーク」を実践してみてください。
子育てのストレス・イライラを手放し、愛に満ちた世界をみることができますよ!
最後まで読んでくださってありがとうございました。