2015年は「愛と感謝」についての投稿からスタートします。
写真は、ミズーリ州で起きた白人警官によるファーガソン黒人少年射殺事件(警察官は不起訴)への抗議デモに
「フリー ハグ!」の看板をもって参加した
12歳の黒人少年デボンテ・ハート君と
警備にあたっていた白人警官ブレット・バーナムさんが
ハグをしている感動的な1枚。
(2014年11月25日 オレゴン州ポートランド)
少年の瞳からあふれる大粒の涙が見る人の心に刺さり、
投稿から数日で15万回以上シェア・閲覧されたそうです。
この瞬間二人は、無条件の愛と感謝にあふれていただろうと思います。
1人の少年の心からの行動が
人種差別や強者と弱者の立場の違い、恐れなどを越えて人と人がつながる瞬間を生み、
多くの人の心に響いて、
奇跡ともいえるような現象を引き起こしたのですね。
感謝とは?
「感謝」は通常、「人にお世話になったら感謝を伝えよう」などの文脈で使われます。
モノやお金をくれた、
時間や労力を割いてくれた、
あたたかい言葉をかけてくれた、
仕事で便宜を図ってくれたなど、
お世話になったり自分に良いことをしてくれた時に示すありがとうの気持ちですね。
ささいなことでも、照れくさくても「ありがとう」をちゃんと伝える、
それによって相手も、自分がしたことが相手に喜ばれているとわかって嬉しいし、
お互いまた力になろうと良い循環が生まれますね。
ただ、真実の感謝は内側からあふれてくるものです。
義務感からの感謝や、見返りを期待しての感謝、
「気持ちはありがたいんだけど、本当はもっとこうしてくれたらよかったのに・・・」
「感謝を伝えても相手は受け入れてくれないんじゃないか」
「今まで感謝出来ずに申し訳なかった」といった‘条件付き’は、
心からあふれるような感謝にはちょっと足りない。
もちろんそれでも感謝できるのはとても素晴らしいのですが、
感謝が足りていないからこそ
照れくささや躊躇の気持ちが生じるともいえるし、
わだかまりが氷解するような現象を引き起こすには至らないかもしれませんね。
そんな時は、
自分にどれだけプラスになっているか(メリット・ベネフィット・恩恵をもたらしているか)、
もしその人がそれをしてくれなかったら、その出来事がおきなかったら
自分にどれだけマイナスがあるか(デメリットをもたらすか)、
意識的にたくさん書きだしてみましょう。
気づきの数だけ感謝の気持ちが強くなって、
「感謝を伝えたい」と自然に思えるし、結果的に、
絡まっていた糸のもつれがほどけるようなパワフルな出来事が起きるはずです。
どんな状況にも感謝できる
次に、もう少し目を広げてみると、
感謝は必ずしも良いことをしてもらった・良いことがあった時だけのものではないことにも気づけます。
例えば、フィギュアスケートの羽生結弦選手。
みなさんご存じだと思いますが、
過去には東日本大震災を体験していますし、
金メダルとをったソチオリンピック後の2014年のシーズンに休養せず、
グランプリシリーズ初戦の中国杯でフリーの6分間で衝突、大けが、
それにもかかわらず強行出場し何度も転びながら2位、
その後のNHK杯には出場が危ぶまれ調子が戻らずに4位でしたが
ぎりぎりグランプリファイナル出場の切符をつかみ取り、
見事復活して異次元の演技で優勝しました。
年末の全日本でも3連覇を達成しましたが腹痛を訴え、
「尿膜管遺残症」と診断されて手術を受けました。
数々の苦難を乗り越えて輝かしい実績をあげ、いつも謙虚で感謝を口にする羽生君。
一流スポーツ選手のインタビューやドキュメンタリーからは学ぶことが多いですが、
羽生結弦選手のことばは特に、20歳になったばかりとは思えない深さがあります。
まず課題が見つかって、次の試合に行けるって、
次の、もう一個の課題を克服するチャンスが来たというのは、
それはもうただただ、いつも思うように、こんな恵まれたことはないですよ。
こんなにもたくさんの課題を、たちはだかり、どんだけ高い壁が用意されてるのってくらい高い壁がいっぱいあるんですよ。課題大好きです。だってそれを乗り越えたら絶対その上がある訳じゃないですか。そうしたらまたその上があるし。
スケートが心から大好きで課題があることに感謝出来る、このメンタルは最強ですね。
他にも例えば、
結婚して家を出る娘が親に伝える感謝、
事故や災害にあい命拾いした方の感謝、
病気などで死期が近いのを悟りながら家族に伝える感謝なども、
良いことも悪いこともひっくるめて全てに感謝という心境ですね。
子供のころ親に怒られたことがない人はいないだろうし、
欲しいものを買ってもらえなかったり、やりたいことを許してもらえなかったりいろいろあっても
今の自分があるのは育ててもらった親のおかげ。
生きているだけでありがたい。
いろいろあったけれどいい人生だったな・・・。
日常的によくある状況ではないですが、
無条件の感謝の心境としてはわかりやすいだろうと思います。
まとめ:愛と感謝だけが真実
.Dr.ディマティーニには、
「愛と感謝だけが真実です。それ以外は幻想です。」ということばがあります。
In truth, there is nothing but love, all else is illusion.
( In truth, there is only unconditional love. Everything else is an illusion. )
これは耳触りのよいファンタジーではなく、まさに文字通りの真実です。
先に、
【感謝が少し足りない時は、
その人のしてくれたことや出来事が
自分にどれだけプラスになっているか(メリット・ベネフィットをもたらしているか)、
もしその人がそれをしてくれなかったら、その出来事がおきなかったら
自分にどれだけマイナスがあるか(デメリットをもたらすか)、
意識的にたくさん書きだしてみましょう】 と書きましたが、
これはやろうと思えばいつでも出来ることです。
そして、羽生選手のように試練を恩恵と捉えてさらに進化成長することも誰にでも出来ることです。
そのためには、
もしこの試練がなかったら自分にどれだけマイナスがあるだろう?
この試練について感謝できることは何だろう? ・・・ と自分に問いかけて
試練のメリット・ベネフィット・恩恵を具体的にどんどん書きだしてみしょう。
感謝日記をつけるのもおすすめです!
まずは、人からの印象をよくしたいとか、
人の協力を取り付けたいなど
世俗的なご利益目的?でもOKです。
2015年はいつも意図的に感謝を見つけ、
どんどん書いて感謝を大きく膨らませることに
チャレンジしてみてくださいね!
(Dr.ディマティーニが開発したディマティーニ・メソッド®は、
もっと多方向から具体的に深くこのような問いかけをどんどん行って、
「ありがとう、愛しています」の意識に至れる洗練された方法で、
驚くべき変化がもたらされます。
私自身まだまだ道の途中で、
言動が一致していないのは重々承知していますが、
それでも、ディマティーニを知った後の2年ほどの間に「愛と感謝だけが真実」だと体験的に深く知ることができました。
「こんな時はどう考えたらいいの?」といったご質問も歓迎です。
自分を変えて未来を選ぶ
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参考サイト
・黒人の少年と白人の警官がハグをする一枚の写真。少年の涙に、多くの人々も涙
http://grapee.jp/22926
・150,000 Facebook posters share story of young demonstrator’s tearful hug with Portland officer
http://www.oregonlive.com/portland/index.ssf/2014/11/post_495.html
・Could Love Replace Hate In Ferguson Missouri…
http://theflyingtortoise.blogspot.jp/2014/12/could-love-replace-hate-in-ferguson.html