人間行動学の世界的権威であるドクター・ディマティーニは、
人生をマスターする秘訣として、
デルフォイのご神託を引用し、
「汝自身を知れ、汝自身を愛せ、汝自身であれ」
と説いています。
「汝自身を知る=自身の価値観(大事なこと)を知る」ことが子育てのイライラを解消する第一歩!
長女の入学式での気づきとともに、
価値の序列(優先順位)を明らかにする簡単なワークをご紹介します!
目次
入学式の合唱曲に涙!
4月6日は長女の小学校入学式でした。
娘はぴっかぴかの1年生になりました。
入学式では、6年生の生徒が1年生を歓迎する合唱曲を披露してくれました。
「Smile Again」という合唱曲で、
透き通るようなすばらしい歌声をきいていたら、
小学生の時の楽しかったこと、つらかったことなど、
いろいろな記憶がぷわっとあふれてきて、涙がでました。
まさか、入学式の合唱曲で泣くとは思ってもいませんでした。
これまでの人生で最も心が動かされた経験は?
これまでの記事でご紹介した、価値の序列の指標を知るおすすめの方法、
バリュー・ディターミネーション(R)で用いられる、13の質問のうちの1つに、
「これまでの人生で最も心が動かされた経験は、どんなことですか?」
があります。
テレビや映画を見て感動して泣いたこと、
プレゼントをもらって感動したこと、
何かをなしとげたときのこと、
子供が成長したなと感じたとき、など。
日常でも心が動くことって結構あると思います。
わたしは長女の入学式で、「合唱曲をきいたこと」に心を動かされたことに気づきました。
あなたにとって本当に大切なこと(価値観の優先順位が高いこと)は何ですか?
あなたが心を動かされることは、
あなたが高く価値を置くこと(大事なこと)につながっています。
心を動かされることを深く掘り下げていくことで、
簡易的に、あなたが高く価値を置くことを知ることができます。
なぜ、他の経験ではなく、その経験に心を動かされるのでしょうか?
心が動かされる経験から気づいた、あなたにとって本当に大切なことは何でしょうか?
わたしは、合唱曲に涙するうちに、
これまでの人生の中で、音楽に心を動かされることが多かったことを思い出しました。
そこで、
「音楽に心を動かされるのは何故か?」、
「わたしにとって本当に大切なことは何か?」
について考えてみました。
合唱曲が教えてくれた、わたしにとってとっても大切なもの
歌にまつわるいろいろな記憶をたどっていくと、保育園の時の記憶を思い出しました。
わたしは乳児の頃、保育園に通っていました。
毎朝、父が車で保育園に送ってくれました。
その車の中で父は「りんごの歌」を一緒に歌ってくれました。
わたしは父と一緒に歌を歌うのが楽しくて、うれしくて、
道中、何度も何度も繰り返し「りんごの歌」を歌いました。
朝バタバタと支度していて、
「コラ!遊んでないで、早く準備しなさい!」と怒られ、
殺伐とすることもありましたが、
車の中で、歌を歌うと父もわたしも笑顔になりました。
仕事で帰るのが遅く、
朝ぐらいしか交流する機会がなかった父との時間を
楽しく濃厚にしてくれる歌。
大好きな家族との絆を深めてくれるから、
歌が大好きだったことに気づきました。
バリュー・ディターミネーションから導き出されていた、わたしにとって価値が高いことは、
1.家族の絆を深めること
2.家族の絆を確認すること
3.価値の高いことで起業し、世界に貢献すること
合唱曲をきいて心を動かされる経験から、
自分が「家族の絆を深めること」に高い価値を置いていることを
再確認することができました。
おわりに
普段の生活の中で心を動かされたことに気づいたら、
「心が動かされた経験から気づいた、あなたにとって本当に大切なことは何ですか?」
と質問して、
心を動かされることにつながっている価値を明らかにしてみてください。
今まで気づかなかったり、忘れていた、
ご自身が大事にしているものに気づくかも知れませんよ。
日々の生活で自分の価値観を確認する作業を繰り返すうちに、
「わたしはこのために生きている!」
と腑に落ちてきます。
自分の価値観が明らかになればなるほど、
子育てでイライラしたときも、
心のバランスをとりやすくなりますよ!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。